あなたの心にワイドフォース!
こんニンフィア~!
シーズン15で大好きなデカヌチャン入りで最終レート2012を達成しました!
構築記事を書くのはレート2000を超えてからって自分の中でルールみたいなものが存在したので、久しぶりに構築記事を書きます!
レンタルパーティのチームID:1SH059
※参考記事の掲載は基本的に掲載元に許可を取っていないので、問題等が御座いましたらご連絡お願いします。
【はじめに】
本構築はVtuberの兎に角ぴりか様のレンタルを筆者の手に馴染むように勝手に改造したものである。ぴりか様の記事を要参照。
【構築経緯】
① たまには真剣にランクマやりたい。
② そこでVtuberの兎に角ぴりか様のレンタルを使ったらめちゃくちゃ使い勝手がよかった。
③ テツノカシラを鋼テラスで見ようとするプレイヤーが多かったので、それに地面テラバーストが刺さると判断して地面テラスで採用。
④ ステルスロック要員としてHDSブリジュラスを使用していたのだが、C252ハバタクカミのムーンフォースを2耐えできないのが気になったのでHBSデカヌチャンに変更した。
⑤ デカヌチャンだとカイリューの初手龍の舞に切り返せなかったので、氷テラス+アイスハンマーを採用してカイリューを返り討ちにすることにした。
こちらの記事に「好きなポケモンを軸にして構築を組み始めると、軸以外のポケモンの補完が度外視されるから弱い」という旨のコラムが記載されており、デカヌチャンの場合だと「デカヌチャンを採用するからタイプ相性の補完が取れているカイリューやラティオスを脳死で採用しよう!」みたいな考え方が良くないって話になると思うのだが、今回の構築は元から存在する完成度が高い並びに補完として明確な理由を持って好きなポケモンを採用したので、デカヌチャンの所為で構築のパフォーマンスが低いとは感じなかった。
【個別解説】
テツノカシラ@ブーストエナジー
テラス:じめん
性格:臆病
特性:クォークチャージ
175(76)-78-121(4)-164(172)-129(4)-165(252)
タキオンカッター ワイドフォース テラバースト めいそう
~調整~
H...16n-1
C...ステルスロック1回+フィールドワイドフォースでH4カイリュー乱数1発(75.0%)
S...最速97族(ウーラオスetc.)抜き
~参考~
~解説~
絶対的エース。ぴりか様の個体は少しSを削っていたのだが、最速ウーラオスが怖すぎたので最速で運用した。
地面テラバーストは鋼タイプやイーユイ等に抜群を突けるため採用。特に鋼テラスを切ってきた霊獣ランドロスに対するカウンターのつもりだったのだが、相手の鋼テラスを見てから地面テラバーストで相手を倒すにはほぼ無傷で瞑想を1回積んでいることが前提なので難易度が非常に高い。
ステルスロック1回+瞑想+地面テラバーストで無振りパオジアンを落とせるので、相手のパオジアンがタキオンカッター読みで電気テラスを選択してきた場合を含めて安定択となるのは強かった。
古代活性でSが上昇したハバタクカミにデカヌチャンで地均しを入れるとテツノカシラとS関係が逆転して電磁波を誘うようになるので、それを地面テラスで透かして瞑想を積んでいく動きも強力だった。
エレクトロビーム型のブリジュラスに対しては、デカヌチャンで地均し→エレクトロビームを上からアンコール→ステルスロック→エレクトロビームでデカヌチャン倒れる→イエッサンを出してサイコフィールドを展開してから癒やしの願いで即自滅する→テツノカシラを出して地面テラスを切ってエレクトロビームを透かしながら瞑想という風に動けばサイコフィールド下に瞑想を1積みした無傷のテツノカシラが誕生する。
アンコールを持っていそうなオーガポンやアシレーヌの前では積めないので、前のポケモンをフィールドワイドフォースで落としてから出てきたパオジアンの前で地面テラスを切って瞑想を選択するといったように積むタイミングの見極めが重要。
ステルスロック1回+瞑想+タキオンカッターを耐えてくる一撃ウーラオスにそこそこマッチングしたので賞味期限はわりと怪しい。
選出率は3位。
イエッサン@グランドコート
テラス:フェアリー
性格:臆病
特性:サイコメイカー
167(252)-x-85(76)-125-115-151(180)
ワイドフォース マジカルシャイン アンコール いやしのねがい
~調整~
HB...A特化パオジアンの氷柱落とし乱数1発(6.2%)
HD...C特化赫月ガチグマのブラッドムーン確定2発
S...最速85族(ブリジュラスetc.)抜き
~参考~
~解説~
ぴりか様の調整そのまんま。C振りも試したかったのだがレンタルの調整に慣れてしまったので変更なし。下手にSを下げてウーラオスに抜かれたりしたら困る。
カイリューの龍の舞+スケイルショットでクォークチャージでSが上昇したテツノカシラが抜かれてしまうので、やむを得ず妖テラスを切ってスケイルショットを不発にする場面も存在した。
ステルスロックが1回入らなければテツノカシラのフィールドワイドフォースで炎オーガポンを落とせないので、初手に出された場合は先に削っておく必要があるのだが、現環境の炎オーガポンは足が遅かったので上からイエッサンのフィールドワイドフォース2発で処理できる。
選出率は1位。
オーガポン@いどのめん
テラス:みず
性格:意地っ張り
特性:ちょすい/おもかげやどし
155-189(252)-117(100)-x-116-150(156)
~調整~
A...A+2の時、ステルスロック1回+水テラス蔦混紡でH252カイリュー乱数1発(93.7%)
HB...ステルスロック1回+A特化連撃ウーラオスのインファイト乱数1発(12.5%)
HD...D+1の時、ステルスロック1回+C252ハバタクカミの妖テラス眼鏡ムーンフォース乱数1発(12.5%)
S...準速97族(ウーラオスetc.)抜き
~参考~
~解説~
対ディンルー。最初はキョジオーンがいる構築に強く出られるように身代わりを採用していたのだが、ディンルーはパオジアンやスカーフウーラオスと一緒に採用されていることが多いと感じたため、ディンルーの裏にいる高速アタッカーを抜くために草分けを採用してみた。あんまり選出できなかったのでデータが不足しているが、刺さった試合では大暴れしてくれた。
選出率は5位。
デカヌチャン@きあいのタスキ
テラス:こおり
性格:陽気
特性:かたやぶり
191(244)-100(36)-115(140)-x-126(4)-137(84)
~調整~
H...16n−1
HB...A特化連撃ウーラオスの水テラスパンチグローブ水流連打乱数1発(16.3%)
HD...C252ハバタクカミのシャドーボール+ステラテラスシャドーボール確定耐え
S...S-1した最速135族(ハバタクカミ・パオジアンetc.)抜き
~参考~
~解説~
相棒枠。ブリジュラスでは実数値137以上の素早さとC252ハバタクカミのムーンフォースを2耐えの両立を実現できなかったため代わりに採用した。氷柱落としと悪の波動に耐性があるため、パオジアンやイーユイ等から怯みを貰って行動を阻止されることがないのがエラい。
炎オーガポンの蔦棍棒+電光石火を耐えるためにオッカの実を採用することも考えたのだが、鉢巻カイリューや霊獣ランドロスの地震等を考慮して気合いの襷を選択した。初手から水テラスを切って水流連打を選択してくる連撃ウーラオスは存在しなかったので、行動保証を気合いの襷に委ねて耐久ラインをもっと下げる選択肢も考え得るのだが、A特化カイリューの地震+神速をほぼ耐える耐久ラインでもあるため難しい。
ハバタクカミはデカハンマーを読んで水テラスから挑発を選択してきたり、パオジアンは電磁波を読んで電気テラスから剣の舞を選択してくることが多かった。それに地均しを合わせると初手から試合の流れを掴むことができる。
地均し→ステルスロックで前と後ろの両方を削るのが理想なのだが、最優先事項はステルスロックを展開することなので、サーフゴーやラティオスの拘りトリック、炎オーガポンの電光石火、赫月ガチグマの真空波、連撃ウーラオスやイーユイの拘りスカーフ等を警戒してステルスロックから入る試合も多かった。
初手でカイリューと対峙した場合、デカヌチャンのステルスロック→カイリューの龍の舞→カイリューの行動となり、先行アンコールによるハメが成立しなくなる。そのためカイリューの初手龍の舞へのカウンターとして氷テラス+アイスハンマーを採用した。実際に氷テラスまで切ってアイスハンマーを選択した試合こそ多くはないが、命中すれば霊獣ランドロスやディンルー等をそこそこ削ることができる良技だった。
またイエッサン+テツノカシラ+オオニューラの並びは悪巧みサーフゴーが苦手であるが、デカヌチャンは型破り+アンコールによりサーフゴーの起点にならないので、上手く噛み合えば悪巧みサーフゴーに対しても勝利を拾える試合も存在した。
選出率は2位。
オオニューラ@サイコシード
テラス:あく
性格:意地っ張り
特性:かるわざ
173(140)-199(244)-80-x-100-156(124)
~調整~
A...A+2の時、ステルスロック1回+悪テラス地獄突きでH252カイリュー確定1発
HB...A特化パオジアンの氷柱落とし乱数1発(6.2%)
HD...D+1の時、C特化赫月ガチグマの無テラスブラッドムーン確定2発
S...軽業が発動した時、クォークチャージでSが上昇した最速136族(テツノツツミetc.)抜き抜き
~参考~
~解説~
テツノカシラが瞑想するタイミングでテツノツツミを投げられると上からアンコールでハメられてしまうのでクォークチャージでSが上昇したテツノツツミより速いポケモンとして価値が高い。
特に鋼テラス+浮遊によりテツノカシラが止まってしまうラティオスやラティアスがいるパーティには積極的に選出した。
ただインファイトもフェイタルクローも半減タイプが多くテラス択を生じやすいため、等倍範囲が広く相手視点だと考慮しにくい悪テラス+地獄突きを採用した。例として相手のカイリューがノーマル・鋼・電気・飛行・地面の中からどのテラスを切ってきたとしてもH振りまでならステルスロック1回+剣の舞+悪テラス地獄突きで確定1発にできる。
地獄突きを撃つタイミングまで悪テラスは隠しておくのが定石だと思っていたのだが、パオジアンのサイコファングやサーフゴーのサイコショックで悲しいことになったので難しい。
ぴりか様の構築が有名すぎるため、ほぼ負け確みたいな状況だったのに霊獣ランドロスが飛行テラス読みで岩石封じを選択してきたことで勝利を拾えた試合がある。
選出率は4位。
キョジオーン@たべのこし
テラス:ゴースト
性格:腕白
特性:きよめのしお
207(252)-120-165-x-135(196)-63(60)
しおづけ のろい じこさいせい みがわり
~調整~
S...無振り35族(ヘイラッシャ・キョジオーン・ドヒドイデetc.)抜き抜き抜き抜き抜き抜き抜き抜き
~参考~
claris-bradbury.hatenablog.com
~解説~
グライオンにTODされたり、フワライドの小さくなるで負けたりしたので採用。初手でグライオンとキョジオーンの対面を作ったら勝ちと思い込んでいる受けルを霊テラス呪いで分からせる。
ただ隠密マントサーフゴー入りの受けルには当然負けたし、ドーブル+ラティアスの並びにも普通に負けたので要検討枠。
選出率は6位。
【選出】
++(oror)
基本的にこれ。誰で全抜きを狙うにしてもデカヌチャンでステルスロックを撒けないとカイリューのマルチスケイル等で止まってしまうため。
+(oror)+(oror)
特に相手のパーティにイダイトウがいる場合。イダイトウのストッパー性能が化け物すぎるのでエースが1匹じゃ足りない。
【重いポケモン】
テラスの噛み合いとか急所とか追加効果とかの所為で全部そこそこキツいのだが、その中でも特に相手のパーティに存在したら勝ち目が薄いと感じたポケモンをピックアップする。
突撃チョッキ+鋼テラス。そのために地面テラバーストを採用した筈なのだが、そもそもこいつは普通に攻撃も高いからテラスで1発耐えられた時点で返しの地震が痛すぎる。
フィールドを奪われる。終盤ちょっと増えていた気がするのがムカつく。
こちら側からは相手が気合いの襷なのかイバンの実なのか分からないから絶対じゃんけんが発生する。堪えるを読んで変化技を決めても相手にはまだ2連堪えるのチャンスが残っているのがヒドい。
ラストがイダイトウになった時点で降参を選択したプレイヤーがわりと存在した。そのイダイトウはおそらく気合いの襷でステルスロックを踏んだから勝ち筋が消えたと判断したと思うのだが、こちらの視点だとイバンの実の可能性が消えておらず、多分その試合は堪えるを読んで変化技を選択していた筈なので、どんなに絶望的な状況でも最後はじゃんけん勝負に持ち込めるというイダイトウの強みを活かせてなくて勿体ないなって感じた。
勘弁して下さい。
【おわりに】
SV中に1回は好きなポケモンでレート2000超えを達成したいと思っていたので、今回の結果にはとても満足しています!
普段は受け構築を使用しており、積み構築を使用するのは苦手意識があったのですが、今回の経験を得て学んだことも多いので、それを踏まえてチャンネル等で紹介・解説に励みたいと思ってます!
最後までご覧いただきありがとうございました!
2024/3/1
罪入捏音